【イベントレポート】「トップアスリートと共に、アスリートのマインドセットを考え、仕事と生活に活かす!」(2019年7月9日)

 

2019年7月9日、「トップアスリートと共に、アスリートのマインドセットを考え、仕事と生活に活かす!」というテーマで、初のトークショー型イベントを開催しました。
Di-Sportsは、アスリートと共にスポーツの価値を高め、ごきげんな社会を作っていくことをミッションとして、学校・企業向けの「ごきげん授業・セッション」と、個人向けの「ごきげんトークショー・イベント」という2つの柱で活動を行っています。

今回は記念すべき第1回目のごきげんトークショーということで、Di-Sports Lab長のDr.辻のファシリテーションのもと、プロジェクト創設メンバーであるブレイキン石垣元庸氏、フットサル北原亘氏、ラグビー廣瀬俊朗氏の元日本代表3名が登壇しトークを展開。
平日の夜にもかかわらず、会場となった日比谷図書文化館には、スポーツ界やビジネス界などから多くの方々が集まり、あっという間の1時間半となりました。

冒頭、Dr.辻からDi-Sportsプロジェクトの趣旨について説明があり、その後3名による自己紹介と近況報告からイベントがスタート。
現役時代は一つの競技に打ち込んできた3名ですが、現在は一つの事業に留まることなく、それぞれが複数のフィールドで活躍しています。

一見、スポーツとビジネスの世界では必要とされるスキルが異なるように感じられますが、アスリート時代の経験がどのように現在の活動に活かされているのかを探ってみると、興味深い相関関係も見えてきました。

ブレイキンであればオリジナリティ、フットサルであればPDCAを回すスキル、ラグビーであれば現場主体のチームワーク。
それぞれの競技特性から得ることができたこれらのスキルに加えて、3名とも、Di-Sportsのキーワードである「ごきげん」なマインドセットが現在の活動に活かされていると言います。

3名は、アスリート時代にどのようなことがきっかけでごきげんの重要性に気づいたのでしょうか。
石垣氏や北原氏は、「世界一を決める大会で浮足立ってしまい自分たちのパフォーマンスが発揮できなかったこと」、「勝利至上主義のチーム作りをしていたら若手・ファンが離れていってしまったこと」といった失敗体験から、廣瀬氏は「同じ練習内容でも“どんな心で”行うかによって結果が異なったこと」から、ごきげんの重要性に気づくことができたそうです。

Dr.辻は、人間のパフォーマンスは「何(戦略)を」「どんな心(マインドセット)で」やるかによって決まると言います。
ついつい戦略ばかりに意識が向いてしまうからこそ、ごきげんなマインドセットを持てるかどうかがパフォーマンスを大きく左右することにも繋がります。

また、Di-Sportsでは、幼少期にごきげんの価値を体感している人が、大人になってからもごきげんの価値を理解することができるのではないか、と考えており、ごきげんの価値を体で覚えてもらおうと、子どもたちにごきげん授業を行っています。
石垣氏、北原氏、廣瀬氏の3名にも自身の幼少期を振り返ってもらい、どのような教育がごきげんについて考える原体験となっていたのか、三者三様のエピソードで語ってもらいました。

ごきげんの重要性が共有されたところで、トークテーマは対話の重要性へと移ります。
IT技術の発達により世の中の対話の量が減っていますが、脳の発育や人間形成においては対話が重要だと言われています。

特にチームスポーツでは分かりやすく対話の質がチームの連携に影響しますし、ダイバーシティが叫ばれる昨今は、他者理解の意味でも対話の重要性が増していると言えます。
一方で、組織自体がごきげんで心理的安全性が担保されている状態でないと、対話が生まれにくく、多様性を活かすどころか個性が発揮できない状況に陥りかねないという問題点も指摘されました。
実際に世界の舞台で活躍してきた3名による指摘だからこそ、説得力があります。

最後に、ごきげんをキープするためにはごきげんの価値を考えることが大切であることが紹介され、機嫌が悪いより良い方がどんないいことがあるのかを、その場でそれぞれ3つずつ挙げてもらいました。
「視野が広くなる」「発想が豊かになる」「人間関係が良くなる」「楽しくなる」「周りを笑顔にできる」「仕事の生産性が上がる」「ご飯が美味しくなる」等の声が挙がり、まさに、ごきげんでいることが仕事や生活に良い影響をもたらすと言えます。

質疑応答では、具体的にごきげんな会話をする方法について質問が挙がり、「好きなこと」「感謝していること」「一生懸命やってきたこと」について話すと良いこと、そういった話ができる仲間作りが大切であることが伝えられました。

トークショーの終了後は、時間の許す限り登壇者や参加者の間で交流が行われ、最後まで話は尽きぬまま、イベントは終了しました。
参加された方々は、かつてない新しい考え方に終始真剣に耳を傾けてくださり、ところどころ紹介されたリアルなエピソードには笑いも起こるなど、和やかな雰囲気のイベントとなりました。

今後もDi-Sportsでは、様々なテーマでアスリートによるごきげんトークショー・イベントを実施してまいります。