廣澤沙綾(ヒロサワ サアヤ)

水上スキー

プロフィール

水上スキー日本代表。アジア記録保持者、アジアオセアニアチャンピオン。
大学から競技を始め3年で全日本選手権優勝、日本記録保持者に。
卒業後拠点をフロリダに移し、World Cup、世界選手権などワールドツアーに参戦する唯一のアジア人選手として活躍し、世界ランクTOP10に入る。
現役選手を続けながらもアジア各国で指導者としても活動。
遠征の合間にはアスリートらしい視点からヨガの指導者として哲学や日常生活でのマインドセットの大切さを伝える。

<好きな食べ物>

1.納豆

2.お蕎麦

3.アメリカンチェリー

<ご機嫌の価値>

1.自分にも人にも、優しくなれる

2.コミュニケーションがうまく取れる

3.楽しく取り組める

<関連情報>

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インタビュー

辻先生) 水上スキーって、みんな耳にはしたことあるし、僕も耳にはしたことあるけど、スポーツとしてのどんな魅力があるのか全然わかってなくて。 水上スキーの魅力を語ってもらいますか?

 

廣澤さん) 水上スキーは、よくジェットスキーという水上バイクと間違われるんですけど、私がやってる競技は、ボートにロープで引っ張られて、その後ろをスキーの板みたいなもので滑るものが水上スキーなんですね。ウェイクボードと水上スキーと似たスポーツが2つあって、山にいるスノースキーとスノーボードみたいな違いで、縦乗りか、横乗りかの違いなんですけど、私が思う魅力は、日常に無いスピード感と転んだ時でも水なので、あったかい気候の中で、水の中にバーンてウォータースライダーみたいな、ああいう気持ち良いのと日常に無いスリル感とが魅力ですね。

 

辻先生) モーターボートに引っ張られて、どれくらいのスピードが出るんですか?

 

廣澤さん) ボート自体は、それぞれの種目によって違うんですけど、私がやってる競技は54キロ、55キロていうスピードがクルーズコントロールでついていて、ずっと一定のスピードが出て、まっすぐ走ります。私がそれに対して、後ろを蛇行したりするので、自分自身は80〜100キロ近い、選手によっては、100キロ近いスピードが出てます。

 

辻先生)沙綾ちゃんがやってるのは、最終的にそれで飛ぶんだよね?

廣澤さん) はい、そうです。ふりこの原理を使って、スピードを出して、キッカーみたいなの台が水上の上に浮いてるんですけど、それにバーンてぶつかって、飛びます。

 

辻先生) どれくらい飛ぶんですか?距離は

 

廣澤さん) 私は今アジア記録を持っていて、51.2メートルという距離を飛んだことあります。

 

辻先生) 始めるきっかけは?

 

廣澤さん) 私はたまたま大学から始めたんですけど、大学の体育会の部活にありました。

 

辻先生) ちなみに小学校、中学校、高校は何のスポーツをやってたんですか?

 

廣澤さん) いろんなスポーツをやってました。ずっと水泳を習っていて、得意だったんですけど、部活はバスケットボール部だったり、テニスを個人で習ったり、一つに絞れなかった。スポーツが大好きで、いろんなのをかじってはやめてかじってはやめてみたいな感じで、でも全部割と得意だったんですけど。

 

辻先生) なるほど。で、大学でいよいよ始めるというその思いはなんだったの?

 

廣澤さん) 私いろんなものを中途半端にやっては辞めてやっては辞めてていうのを繰り返してしまって、自分が少し嫌だったというか。自分は何かやれば得意だっていうのは、運動神経があったので、やればできるをわかってたのに何もその1つのことを続けられないていうコンプレックスじゃないですけど、そういう自分がすごく嫌でで、大学に入ったら、何か1つのスポーツを自分はこれだっていうものをやり遂げたいなっていう目的で始めました。

 

辻先生) でも、他にもあるじゃん?乗馬だっていいしさ、フィギアスケートだっていいしさ、あとはまぁマイナースポーツ、カバディだっていいしさ、色々やってきた中で、大学の体育会で結構時間も熱もかけてやる所で、すごいマイナーなその水上スキーをやってみようと選んだ理由は何だったの?

 

廣澤さん)私はすごく負けず嫌いなので、どうせ何か1つのスポーツを始めるんだったらバスケットやテニスだと、やってる人たちがいるスポーツじゃないですか、水泳だったり。小さい頃からやってるスポーツでは無くて、いっせーのせで、よーいドンで始められるスポーツ、みんなが大学から始めるスポーツの中からだったら、勝てる自信があったので。そのスポーツの中から、ラクロスも割と大学スポーツじゃないですか。とか、ヨットとかそういうグランドホッケーとかみんなが大体大学から始めるスポーツから選びました。

 

辻先生) やって、すぐにその魅力に気づけて、ハマってたのですか?

 

廣澤さん) そうですね。私は水泳も大好きだったので、マリンスポーツも好きで、海とかも大好きだったし、やっぱりその自然の中に身を置くこと水関係のスポーツが大好きだったので、色んなスポーツを仮入部した結果、結局、水上スキーにハマりました。

 

辻先生) インカレとか全日本とか海外とかにどういう風に本格的になっていったんですか?

 

廣澤さん) 入部した時に3つ目標を立てたんですね。で、その目標がインカレ優勝、あと、個人で日本記録、あと、個人の全日本優勝、その3つを立てたんですね。で、この3つを達成したら、さすがに自分はこれで満足できると思ったんですけど、3年半、まぁ大学でだいたい引退するまでの3年間半で、全部を達成できたんですね。

 

辻先生) おおすごい!

 

廣澤さん) で、達成したらあれ?と思って。中途半端な自分に自信がなかったりしたその自分を克服したような感じがしなくて、、

 

辻先生) 優勝したもののね。

 

廣澤さん) そうなんです。言葉を選ばずに言うと、こんなに簡単に獲れてしまったみたいな部分があったんですね。で、これでちょっと物足りないというか、自分は一生懸命がんばって、こんだけ頑張って達成したていう感じがあまり無くて。で、日本だけでは無く、もうちょっと大きな舞台で活躍していきたい、挑戦したいなていう気持ちが芽生えてたまたまその大学4年生の年にアジア大会、アジアオセアニア大会に日本代表として選んでいただいて、初めての国際大会で、すごく緊張してたんですけど、アジア大会をそこで優勝することができて、

 

辻先生) おー。トントン拍子だなぁ。

 

廣澤さん) そうなんです。その時にオーストラリアだったり、ニュージーランドだったり、水上スキーが凄く強い選手がいる国の、色んな選手やコーチたちに君、3.4年弱しかやってないのにこんなに上手になったんだからもっとやってみるべきだよと言われた。日本では、評価してくださる方がたくさんいて、それは嬉しかったんですけど、でも海外でもそう言う言葉をかけてくれる人がいるんだということに自信を持って、次の年に世界選手権ていうのがある年だったので、あ、なんか世界選手権とか挑戦してみたいなてなりました。

 

辻先生) 実際には今は、フロリダに半分くらい住んでるんだっけ?

 

廣澤さん) そうなんです。自分のトレーニングで、遠征というか、合宿をフロリダのオーランドで練習していて、

 

辻先生) 何年ぐらい前から?

 

廣澤さん) 大学卒業して、すぐに。日本では、自分より上手い人はいなくなってしまったので、もう海外に。行くなら、メッカだと。メッカというところで水上スキーのメッカが、池だらけで、フロリダって平地で、たくさん湖があるんですね。世界でスキー発祥の場で。世界から集まる場所なので、そこに身を置くべきだなと思って。とにかく英語も喋れず、何も右も左も分からず、とにかく行きました。 今思うとよくやったなと。英語も喋れないのに、よくやったなぁと。

 

辻先生) 素晴らしいね。今もやり続けてて、その魅力は変わらないですか?

 

廣澤さん) そうですね。何か日常で嫌なことがあったりとかしても水上スキーやると運動全般そうですけど、気持ちよく汗をかいたり、日常にない爽快感を得られると、小さい悩み事も本当に忘れられるというか。

 

辻先生)子供でもできるんですか?フロリダとか海外の人たちは子供の頃からやったり、今も子供に教えたりもしたりしてるの?

 

廣澤さん) はい、そうです。日本では、ジュニアのコーチをやっています。インドネシア、アジア圏でも代表選手、ジュニアの代表選手たちにコーチをしに行ったりしています。アメリカとかフランスとかヨーロッパは強いんですけど、やっぱりそういう国は、ジュニアからの育成すごくシステム化されていて、やっぱそういう国が強いので、アジアはまだまだそういうシステムが成り立っていないので。そういう手助けというか、自分が得た技術をアジアに広げていきたいなという気持ちで、ジュニアに教えています。

 

辻先生) 世界とはどれくらい差があるんですか?廣澤選手。

 

廣澤さん)距離でいうと、10メートル弱くらいの差はあります。

 

辻先生) 世界でベスト8くらいですか?

 

廣澤さん) ランキングで戦っていた時のベストは、ベストテンくらいに入ってました。すぐ変わるんですけど。

 

辻先生) なるほどね。それはやっぱり小さい頃からやってる海外の人は強いだろうね。

 

廣澤さん) そうなんです。それがすごく悔しくて。大学入った時はいっせーのせで始められるスポーツだと思ってて、4年間で差を出すぞと思って、それで出たんですけど、海外に出たら、本当に物心ついた頃からやっている子達と一緒に戦わなくてはいけなくて、私はまだ水上スキー歴4年なのに、みんな歴10年とか10何年と戦わなくてはいけなかったので、必死でしたね。

 

辻先生)子供の頃はどんな子供だったんですか?おてんばですか?

 

廣澤さん) はい。かなり。かなりおてんばで、かなり天真爛漫で。落ち着きがないがないという感じではなかったんですけど、体育とかもう1番に体育技に着替えて外に出るみたいな感でした。

 

辻先生) あーなるほど。ご両親は沙綾ちゃんをざっくりいうとどのような感じで育ててもらった印象がありますか?

 

廣澤さん) 私、末っ子なので、割と自由に。

 

辻先生) 何人兄弟?

 

廣澤さん) 2人です。上に兄がいるんですけど、お兄ちゃんということがあったので、お兄ちゃんとよく喧嘩したり、おてんばに育てられて、負けないぞという気分でいつもお兄ちゃんを追いかけていたので。私も学校とかも堅く、割とお嬢様学校と呼ばれるところに入れてもらったんですけど、そこではやはりあまりおてんばな子はそんなにいなかったのか、すごく目立ってしまったというか。先生に目をつけられてるみたいでしたね。

 

辻先生) え、学習院だよね?

 

廣澤さん) はい、そうです。

 

辻先生) 初等科から行ったの?

 

廣澤さん) はい。

 

辻先生) そんなにバンバン、スポーツする学校でも無いけどね。

 

廣澤さん)そうなんです。

 

辻先生) じゃあ自由にもう何でもさせてくれる感じのご両親だったんだね。

 

廣澤さん) そうでしたね。割と習い事もたくさんさせてもらって、水泳もそのうちの1つだったんですけど、私の母とかは、バレエとか踊る方のそういう子に育てたかったみたいで、そういう習い事もさせられたんですけど、全然好きじゃ無くて、

 

辻先生) だめだったんだ。

廣澤さん) なんかバレエやだみたいな。レオタードみたいなの着てるのも自分らしく無いていうのをすごい物心がついた時からわかっていて、なんかこれ私じゃ無いみたいな。

 

辻先生) へー。活発だなぁ。活発。

 

廣澤さん) 順番に並んでられない。

辻先生) dispoのテーマは、「ご機嫌」。心の話ですけど、水上スキーというスポーツをやるにあたって、メンタルというのは、どういう位置付けで、重要視されてるの?

 

廣澤さん) 水上スキーって、個人競技、ドライバーさんとかはいるんですけど、自分と水面と自然という感じで、本当に対自分のスポーツなんですけど、やはりメンタルは本当に影響するスポーツだなぁと感じています。私も伸びなかった時、自分の競技の結果が出なかった時が何年間かあって、その時はご機嫌かどうかでいうとご機嫌じゃなかった。

私は自分に自信が欲しいとか、中途半端な自分を克服したいという気持ちで始めたスポーツだったんですけど、やはり目標とかに捉われてしまって、周りから見られる自分だったり、メディアとかに取り上げてもらって、そこが期待するものに自分が当てはめようとしてしまったというか。期待される自分を演じようとしてしまった。

 

辻先生) うーん。しんどくなる。

 

廣澤さん) で、だんだんしんどくなってしまって、当時その美人アスリートが流行ってきた時代だったので、

 

辻先生) 選ばれそうだな。

 

廣澤さん) ふふそうなんです。そこで、あぁなんか私が可愛くないから、私が美人じゃないから取り上げてもらえないとか何かこうすごいめちゃくちゃマイナス思考で、、あ、整形した方がいいかな。もう軽く鬱ですね。

 

辻先生) うん。軽く鬱だね。

 

廣澤さん) 私は可愛く無いから、私が何とかだからいけないんだとか、別に水上スキーをとにかく広めたいという気持ちで始めたわけではないのに、マイナースポーツでも可愛い子がいたら、盛り上がるみたいなメディアのそういう流れもあったので、水上スキーがまだまだマイナースポーツなのは全日本トップの私が可愛くないからいけないみたいなってしまってて。思考がそういうネガティブな方に向いてしまったり。

辻先生) 認知的な脳が暴走してるね。

 

廣澤さん) そうなんです。海外に行っても、アジア人というコンプレックスがあったり、英語が喋れないコンプレックスだったり、アジア人でプロツアーに出てたのが私1人だったので、やっぱり目立つし、当時私のコミュニケーションもうまく出来てるか自信がなくて、アジア人のこの鼻が低くて、目もこんなにちっちゃくてみたいな何かそういうアジア人のプレッシャー、足も短くてみたいな

 

廣澤さん)色々あって、勝手に暴走しまくってたんですよね頭の中。

 

辻先生) うわあ。ノーフローの海で溺れてる感じ。

 

廣澤さん) 結果が出なくて、、

 

辻先生) そうだったんだ。で、そっから何か心を整えていくきっかけみたいなものはどうゆう風になったのか?

 

廣澤さん)私がヨガを始めたていうのもあったんですけど、自分の時間を、自分自身としっかりつながる時間とか自分を正直に見る時間みたいなものを増やしていったというか。競技の時間ではなくて、自分をもうちょっと一歩下がって見る時間とかを増やしていったていうのもあります。あとは目標と目的という部分で、あ、私の目的違ったわというのに自分と向き合ってる時に気づいて。私、別に競技広めたい訳じゃないし、すごい可愛くなりたい訳じゃ無いし、そのために水上スキーやってる訳じゃないんだっていう。中途半端な自分に自信が持ちたかっただけで、自分の目的をもう一度思い出したら、目標がどうでも良くなった訳じゃないんですけど、その目的を思い出したら、その当時、全日本も何連覇もしていたし、私これ充分やってるんじゃないかなて。やっと自分を認められたというか。こんなアジアで、アジア人1人でプロツアー回ったり、アジア記録出したり、自分のあるもの、持っているものにしっかり目を向けられた時が。

 

辻先生) 素敵。ヨガは何かきっかけがあったの?

 

廣澤さん) 最初は、フロリダで練習している時に、左右のバランスを整えるみたいな感じで、オフの時に練習が終わって、コンディショニングがてら、ホットヨガやって、ストレッチがてら行ってたんですけど、そのヨガの中で、ヨガってすごく元々インドから生まれた哲学、瞑想とかそういうものをすごく大事にしているものを知って。どちらかというと最初はフィジカルから入ったんですけど、メンタル的なものとか、インド哲学の教えとかそういうものに興味を持って深めていった感じですね。

 

辻先生) 5000年くらい前からあるんだよね。人間の知恵としてね。

人間はストレスを抱える生き物で、その中で宗教では無く、非認知的な脳をしっかりと育む1つの知恵としてヨガっていうものが生まれてるからね。それ、出会ったのは、沙綾ちゃんの運命的な感じあるよね。

 

廣澤さん) そうですね。ヨガはYoga changing my life.てよく言うんですけど。ヨガにこう人生を変えられたていうか。

 

辻先生) Yoga changing your life.なんですね。すごいなぁ。自分を内観してヨガのようにしていく可能性は水上スキーそのものにもあるんでしょうかね。

 つまり、水上スキーをやることが自分を見つめるとかヨガライクの人間活動として本来はそういう役割が水上スキーにはあって、その頃は意識せず、認知が暴走してたから気づけないけど、水上スキーをやることももしかしたらそういう何かヨガライクのchange your lifeにつながる、なんて言うのかな。単なる勝った負けたのスポーツじゃない側面も水上スキーにはあるのかしら?

 

廣澤さん) うだと思います。水上スキーに限らず、全てのスポーツに私はあると思っていて、

スポーツって自己認識をすごく高めてくれるものだと思っていて。やはり自分のことをよくわかってないと、結果って出ないと思うんですね。自分をニュートラルな状態に戻してくれたりするのもスポーツだと思いますし、自分を成長させてくれるツールというか。ただ単にこう競技で勝った負けたで、やはりメディアだったりそこにフォーカスしますけど、そうじゃなくて、やっぱりそれぞれの人生のストーリーがスポーツにすごい詰まってるなぁて思いますね。

 

辻先生) 良い事言うなぁ。沙綾ちゃん好きだわ。Dispoは子供達に心の大切さ、ご機嫌でいることの素晴らしさみたいなものをアスリートたちが伝えに行くというミッションを掲げて、みんなに集まってもらったんだけど、子供の教育に関して、社会を見てとか、最近の子供達を見てとか、日本とアメリカを比べてみてとか、何か教育に関して感じていることは何かありますか?

 

廣澤さん) 色々あるんですけど、さっき先生がおっしゃった日本とアメリカを比べてみてというのは、アメリカに行ってすごく感じたことがあって。私も大学まで日本で教育を受けていたので日本にいるだけだと全然、わからなかったんですけど、海外にいて、1番感じたのはみんなが自分らしく生きるということに抵抗がないというか、自分らしくいない方がカッコ悪いというか。自分の意見が無いのがカッコ悪い、みたいなものがアメリカ、海外であるんですけど、高校時代とか中学時代を思い返すと、自分の意見、人と違う自分の意見を言うのが少し恥ずかしいような部分があって、それは私の性格もあるかもしれないんですけど、そういう風潮があった、出る杭は打たれるみたいな、があって、そこを自分らしく、かっこいいみたいなその部分ていうのは、今の日本の教育にすごく必要だなと思います。

 

辻先生) ちょっと欠けてるよね。もっとどうしたら良いと思う?

 

廣澤さん) こうだよって教えるのではなくて、その答えに導いてあげるような教育方法とか、言葉の掛け方というのですかね、それが、すごく重要なんじゃないかなて思います。

 

辻先生) いつも僕がアスリート達の集まりでも言うし、お母さん達も言うけど、子供が家に帰って来るとお母さんは今日何があったの?何したの?どうなったの?ていう外界と行動と結果しか聞かないけど、今日あなたは何を感じたの?今日あなたは何を考えたの?あなたはなぜそれをするの?ていうような問いかけが日本は本当に無いからね。

 

廣澤さん) そうなんですよ。やっぱり競技をしてても思いますけど、感情とかやっぱ理屈じゃなくて、人間って感情で動くので、感情の部分をしっかりと、こう大切にしてあげたいなていうのは本当に思います。

 

辻先生) そうだね。母さん達ももっとそういう感覚をね、感じ取って、子供達に一番最初に接してるのはお母さんだなぁだと思うので、お母さん達がそうなって欲しいなていう思いもすごくあるけどなぁ。

 

廣澤さん) そうですね。好きなものと得意なものって先生よくおっしゃるじゃないですか?やっぱりどうしても得意なもの、得意な料理とかいうけど、やっぱ好きなものを内側から湧き出ていくものっていうのがその人らしさだったり、その人のありのままのものというか。

 

辻先生) 良いこと言うなぁ。dispoのアスリートのみんな良いこと言うんだよ。ほんとに。

 

辻先生) ご機嫌ていうのが大きなテーマなんだけどさ、あなたにとって、どんな大切さを表現する概念ですか?

 

廣澤さん)自分の心の内側次第で見える世界が本当に違うと思うので、自分の内側がご機嫌じゃなければ、世界もご機嫌じゃないし、自分がご機嫌であれば、世界もご機嫌に見えるんですよね。ていうところで、自分が変なフィルターをかけずに世界を見るために大切なものかなと思います。

 

辻先生) 今の教育で、子供達にご機嫌でいることの大切さはあまり伝えられてないし、大人自体がご機嫌じゃない大人達がいっぱい世の中にいる中で、ご機嫌の授業を僕がやろうぜて言って、こうやってみんな集まれて言ったら集まってきてくれたんだけだけど、ご機嫌の授業を子供達にやるていうことに関する意気込みというか、その大事さみたいなものはどう思いますか?

 

廣澤さん)子供達って本当に素直なので、不機嫌な時にお母さんに感謝言えないよねとか、ご機嫌だとお母さんに感謝言いやすいよねとか話すと、そうだなぁてすごく感じてもらいやすいと思うので。やっぱりその違いを体感してもらうっていうのはすごく大切だなぁと。すごくやりがいのあることだなと思います。

 

辻先生) オンラインと実際リアルでも行ってもらって実際にやってみて、そういう子供達の素直さの反応みたいなものを肌で感じましたか?

 

廣澤さん) そうですね。すごいかわいらしい、みんな一生懸命悩んでくれて、一生懸命意見を出してくれて、すごく可愛くて。

 

廣澤さん) 授業が始まる前と後とで全然顔が違う。

 

辻先生) そうだよね。子供達のなんていうか、生きるエネルギーみたいなのが別人のように良くなるもんね。

 

廣澤さん) そうですね。ご機嫌てなんか良いみたいな感じで素直に思ってくれる感じが表情に出てるから。

 

辻先生) 自分がご機嫌にいるために大切にしていることは正直に生きることっていうのが、なんとなくメッセージとしていつもあなたから感じているんだけど、自分がご機嫌でいるために大切にしていることっていうのはありますか?

 

廣澤さん) 私は自分の価値観ていうものを大切にしていて、好奇心とか私が大切にしているもの5つくらいあるんですけど、

 

廣澤さん) 楽しむこと、好奇心、直感、愛、愛ってこうLOVEて全てのものに対するLOVEと、自分らしくいること。

 

廣澤さん)いっぱいあって、まぁたまに変わったりもするんですけど。で、その価値観を迷った時とかに大事にするようにしていて、自分が不機嫌な時とかってやっぱりその価値観に沿って、自分の意見を言えなかったりとかその価値観に沿って、自分が行動できてなかったり、ていうことが多いので、迷ったり自分があ、ちょっと違うな今て思う時は自分の価値観に戻ってみると、こう自然にご機嫌になっていくような気がします。

 

辻先生) 大事にしているその価値観みたいなものってどれも定量化できにくい、触りにくいものじゃないですか?自分らしさも触れないし、LOVEも触れないし、全部そうなんだけど、そういうものが自分の価値観として、自分の生き方の柱になってるていうようになったのはそれこそ、ヨガとか始めてからなの?最近なの?

 

廣澤さん) そうですね。ヨガはすごく自分の自己分析になりましたね。ヨガを通じて色んな人と出会っていく中で、自分の価値観がさらに整理されていったりとか、そういうメディテーションやセッションを受けに行ったりとか、色々、徐々に。いつからっていうとわからないんですけど。

 

廣澤さん) そういうインタビューとかされて、そういうのでだんだん自分のアウトプットすることで自分の内側も整理されていくていう感じです。

 

辻先生) さすが。素敵です。このdisoのアスリート仲間色々な競技のアスリートたちがいて、どんな印象ですか?

 

廣澤さん)私が1番感じるのは、ご機嫌ていう心を大切にしているていう共通の価値観がみなさん持っているから、それだけで私もう安心感というか。

 

廣澤さん)そこを大事にしている人に悪い奴はいないので。

 

辻先生) そうなんだよ。本当にそう思うんだよ。もうそれだけでね、距離感めっちゃ近いもんね。

 

廣澤さん) そうなんです。その価値観が同じというだけで、私はすごく距離がすごく近くて、みんなでいつも何か決め事とかZOOM上でも色々会議している時も何かしらその1時間、2時間の間をいかに楽しむかみたいな。

 

辻先生) ほんとだよ。俺が真面目な話してるのにみんなでチャットでふざけたことやってるから。

 

廣澤さん) そうなんですよ。それをいかに楽しむか、その場をいかに笑っちゃいけない場でいかにギリギリまで笑うかみたいなところを楽しむみたいなので、みんな面白いので。

 

辻先生) その楽しむこととかご機嫌が、ふざけたことじゃないていうのをみんながちゃんと理解してるよね。

廣澤さん) はい。

 

辻先生) つまり、どうせやるんだったらそれを楽しんでやる事で、そっから逃げて楽しんで、楽しようていう発想じゃないところがすごく心地良いよね。

 

廣澤さん) そうですね。そこに100%費やして、だから、会議に参加しないで陰でゲームするんじゃなくて、会議の中でゲームをするみたいな。

 

辻先生) そうそうそう。それが良いよな。

 

廣澤さん) そこが100%という感じ。

 

辻先生) そうだね。そこに向き合って100%それを楽しんでご機嫌でやろうという仲間だからすごく心地良いし、居心地が良いよね。

 

廣澤さん) もうキャラクターも強くて。個性も強くて。

 

辻先生) そうね。めちゃくちゃ色んなのが本当、動物園の如くいらっしゃいますからね。

 

廣澤さん) そうですね。ほんとに動物園。

 

辻先生) 最後、今後の廣澤沙綾選手はまだ現役でもあるし、ヨガのインストラクターも含めて、色んな事をやられて、ビジョンみたいなものを最後に語ってもらいますか?どんなところを今目指してますか?

 

廣澤さん) 競技としては、私はまず全日本を引退ていうビジョンはあまりまだ見えていなくて、自分が続けるていうのが目的で始めたこともあるので、出来るだけ自分が滑れなくなるまで、全日本挑戦したいなていう風に思っていて。で、コーチていう部分では、やはり自分がアジア代表の選手として得てきた技術とかをアジアに広めて、アジアでなるべく多くの選手を世界に輩出していきたいなていう気持ちもあります。で、ヨガの部分では、つながっているんですけど、ヨガでも私が競技で感じてきたこととか、今までのこの人生の中で色々なことが起きて、そこからスポーツに成長させてもらった事とか色々あるので、それをご機嫌ていう、その内側のものだったり、内側としっかりと自分を正直に素直につながっていくていうことがいかに大切かていうのをヨガを通じてでも、こういうご機嫌授業を通じてでも色々な方面から伝えてていけたら良いなていう感じです。

 

辻先生) なるほど。沙綾先生のヨガを受けようと思ったら受けられるんですか?

 

廣澤さん) 受けられますいつでも。是非、原宿とか代官山とかのスタジオでやってます。

 

辻先生)沙綾先生のヨガを受けてみたいわっていう人がいた時に、どうやって検索すればいいんですか?

 

廣澤さん) 私のインスタからお願いします。

 

辻先生) みんなで色んな事やればもっとみんなの人生が豊かになるからね。仲間同士でも豊かになりたいよね。

ということで、水上スキーの廣澤沙綾さん、楽しいインタビューありがとうございました。

 

廣澤さん) ありがとうございました。