池田信太郎(イケダ シンタロウ)

バドミントン

プロフィール

元バドミントンオリンピック選手。2007年日本人初の世界選手権メダリスト。08北京五輪、12ロンドン五輪に出場。2015年に現役を引退し、2018年より外資系の戦略コミュニケーション・コンサルティング企業『フライシュマン・ヒラード・ジャパン』のシニアコンサルティングとして参画。主にPRの領域かから企業の事業戦略に従事。

<好きな食べ物>

1.お寿司

2.味噌汁

3.白米

<ご機嫌の価値>

1.豊かな人生の価値観

2.新しい視座と俯瞰的な視野

<関連情報>

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インタビュー

辻先生)バドミントンは何が魅力なんでしょう?やってる人もしくは見る人にとって。世界的に社会的にとか、バドミントンの魅力をちょっと池田くんの口から語ってもらいたいんだよね。

 

池田さん)なるほど。

 

辻先生)お願いします。

 

池田さん)バドミントンは非常に難しいスポーツですよね。何が難しいって、シャトル5グラムなんですよ。4.8グラム。非常に軽いと。体育館の中でも皆さんが思うようにスタジアムとかアリーナなど特にアリーナのスポーツ、体育館の競技の室内のスポーツなので、バレーボールとかバスケットボールみたいに重いボールを使ってどっかにいれるとかじゃなくて、5グラムのシャトルをラケットで打ち合うっていう競技なんですよ。

 

辻先生)うん。

 

池田さん)もちろん相手を見なくちゃいけないってのも難しいんですけど、シャトルをコントロールすることがとっても難しいんですよね。体育館でも無風状態って作れないんですよ。必ず風が吹いている。必ず一回打った球と違う軌道できてしまう。シャトルをどれだけコートの隅に打ったりだとか、相手が意図しないところにコントロールして打っていくので、対戦相手にどれだけわかりづらいように自分のシャトルを配球するかっていうとても戦略的なスポーツだと僕は思っています。

 

辻先生)うんうん。

 

池田さん)で、なおかつ初速で言うとギネス記録をバドミントンは持っているんですけど、493キロ。

 

辻先生)わあすげえな。まじか。

 

池田さん)これは球技におけるギネス記録をバドミントンは唯一持っているスポーツなので。

 

辻先生)500キロ。

 

池田さん)とにかく初速が速い。で、とても速いスピードで狙ったところにきます。付け加えて、それだけ速いスポーツなんだけど、落差があると。493キロでバーンとくるんだけど、手元では300キロに落ちていたりとか。200キロに落ちていたりとか。野球で言うとチェンジアップみたいな形で。すごい速さで打ってはいるんだけど、実際球がきていないとか。

 

辻先生)ああ。

 

池田さん)感覚自分が想像した感覚と違うとか。というところを0.何秒で判断しなくちゃいけないこの難しさがあるスポーツなんですよね。

 

辻先生)その難しさが魅力ですか。池田くんにとっての。

 

池田さん)まあそうですね。今話したような競技の特性をうまく活かすことで、自分の力がなくてもジャンプ力がなくても、シャトルコントロールさえ上手くできれば、ある程度強い相手に勝つことができたりだとか。戦略的に戦えばフィジカルが弱い選手が強い選手に勝てたりだとか。逆転の現象が非常に起こりやすいスポーツかと。

 

辻先生)ある意味、競技特性上戦略的なことがすごく求められているスポーツなんですね。

 

池田さん)はい。とても求められているスポーツですね。

 

辻先生)見る人たちはその戦略をわかったりするのかしら。

 

池田さん)基本的には2つ競技があるじゃないですか。シングルスとダブルスがあって、この競技特性全然見方が違うんですよね。シングルスで言うとコートが広いので空いてるスペースにうまく打ち込むとか、相手の足を決めるとか技術的な要素が非常に高くなってきますけど。加えてラリーが長くなればフィジカリーな部分も出てくるので、1時間半とか2時間とかやるとやはり土台がないと世界の1番にはなれないですよね。もう一方ではダブルスっていうのは1人が攻撃的な選手で、1人がゲームメイクをしてこの選手が生きるとか良いところを引き出すためにゲームメイクをしなくちゃいけない、戦略考えの選手がいて。やっぱり2人のコート内で行われる表現の仕方によって強い人に勝ったりとか強い人に負けたりとか、ゲームの展開が大きく変わっていったりとかというところがあるので。

 

辻先生)なるほど。

 

池田さん)どちらかというとシングルスはやっぱり個のあの能力に依存される。ダブルスは2人の能力が掛け算でどれだけ大きくできるかによってやはり素晴らしいペアになっていくかがわかれてきますね。

 

辻先生)なるほど。dispoにはまだ卓球の人はいないけど卓球と比べ、バドミントンはさらなる魅力があるじゃんて言えるものがあるの。

 

池田さん)卓球だと打ち合うラリーの数が短いじゃないですか。飛んでくる卓球のボールのラリーの時間とバドミントンのラリーの時間で全然違うんですね。バドミントンの方がより考える時間が短い時間と長い時間があるっていう。大きな弧を描くような球が来れば位置を確認して、相手の位置を確認してここに打ったらこうくるこうくるっていう3点、4点ストーリーが作られるわけですよ。

 

辻先生)そうか。卓球の方が反射的だもんねかなり。

 

池田さん)瞬発的にマインドの思考がパンパン切り替わる方だと思うんですよね。

 

辻先生)そうだね。

 

池田さん)もう少し僕たちは長い目で戦力を作っていく。どちらかと言うとマラソンでいう中距離みたいのが卓球のイメージ。だけどバドミントンは2時間とか1時間あるので、ほぼ僕は長距離マラソンだと思うんですよね。

 

辻先生)そうか。

 

池田さん)どこかで相手の体力が切れるのを待っていて、そこから自分のパフォーマンス出していこうみたいな。

 

辻先生)バドミントンの戦略的な背景にある、選手たちが工夫している部分みたいなものももっと解説してほしいね。

 

池田さん)そうですね。

 

辻先生)ね。

 

池田さん)あの、とは言いながらやっぱりこの解説する難しさってとてもあるんですよね。

 

辻先生)あるんだ。

 

池田さん)テニスみたいにラリーとラリーの間がこうゆっくりしてないので、ブレイクする数も短いんですよ。コート移動する時間とか。

 

辻先生)そうだね。

 

池田さん)なので丁寧に競技を説明するとか今のシーンがここうだからこうですっていうのができないのが非常にバドミントンを伝える難しさでもあるんですよね。

 

辻先生)日本はこの数年で世界で戦えるすごくメダルに近い人たちが増えてきた、その育成の背景みたいなものはバドミントン界は何かあるんですか。こういう取り組みしてきたみたいな。

 

池田さん)一番大きかったのはアテネ以降ですよね。2004年から韓国のパネフィネットコーチっていう、代表のリーダーが変わったところが非常に大きい。何が変わったって今までは企業がベースになって強化をしていたんですよ。なので代表の合宿のキャンプの時間も短かったりと、やっぱり僕たちは強い人と質の高い練習すればするほど競技力って伸びるんですよね。何故かと言うとあれだけ早い球で長いラリーを質の高いところで365日繰り返していけばある程度能力はどんどん高くなっていくんですよね。なおかつライバルが近くにいることでお互い競争の意識も原理も働くと。ただ今まではやはり企業が母体になってその代表を強化していたので個々でしか合宿していなかったんですよね。ナショナルトレーニングセンターとかができたタイミングでこの施設を使って代表合宿をしましょうよとかキャンプやりましょう、中長期的にハードワークトレーニングしながら切磋琢磨していきましょうっていうところに企業一つ一つコンタクトしていって、代表の強化の体制が少しずつ変わっていったと。

 

辻先生)なるほど。

 

池田さん)企業寄せ集めじゃなくて企業で強い選手、企業で代表の選手を集めてここでレベルの高いキャンプをすると。ここで集まって高いレベルのキャンプをして、それで企業に帰って同じようなレベルの練習をぜひやってくださいっていう話を企業と代表でコミュニケーション取りながらやったのが非常に大きかったです。

 

辻先生)そのきっかけがアテネの後くらいから日本に起こってきたわけね。

 

池田さん)そうですね。パネフィットコーチがきて、ある程度強化の体制を作っていったっていうのが構造的な話だと思いますね。

 

辻先生)ありがとう。じゃあそのバドミントンに長く関わってきた池田信太郎少年はどんな子供だったんですか。

 

池田さん)僕小学5年生からバドミントンはじめて、お父さんがコーチだったので、気づいた時には。

 

辻先生)お父さんコーチだったんだ。

 

池田さん)はい。ただなんかこういうと、すごくレベルの高い指導者からレベルの高い教育をスポーツの教育を受けているように感じるんですけど。親父は社会人になってからバドミントンを始めたので、そんなに有名な選手とかじゃないですよ。

 

辻先生)おおお。

 

池田さん)はい。なので、レベル的にはそんなに大したことない。でも親父が言っているのは、最初剣道とかをやってて、遊びで会社でバドミントンやってたらめちゃめちゃぼこぼこにされたと。それがすごい悔しくて、自分がそこからバドミントンやり始めて地元のその小さな町にクラブを作って、いずれは自分が立ち上げたクラブでオリンピック選手をだしたいなっていうのがゴールで一生懸命頑張ってたんですよ。

 

辻先生)お父さんすごいなその悔しさから。

 

池田さん)思いがすごい強くて。

 

そこでその息子に対してのお父さんはその自由な感じだったの、それとも星一徹的な感じだったの。

 

池田さん)どちらかというと星一徹系ですよね。

親父の考えとしては、息子だろうがやっぱりフラットに考えてたんですよ。ジュニアの一選手として。やっぱり厳しかったし。

 

辻先生)なるほど。

 

池田さん)もちろんビンタとかもめちゃめちゃされましたし。

 

辻先生)うん。

 

池田さん)はい、そういう時代だったので。水飲むなとか。だからずっと便所に行って便所の水飲んでましたよ。きつかったけど。

 

辻先生)まあそれが強くなることだと思ってたからね別に悪気もなく。

 

池田さん)はい。

 

辻先生)小学校のころから信太郎少年は今みたいな戦略的なものをまず考えて、何かをするっていう少年だったの、それとも段々?

 

池田さん)段々ですね。

 

辻先生)なるほど。

 

池田さん)最初は5年生からラケットを握ってたんで、そこそこバドミントンうまかったんですよ。なので、年上の先輩とか、僕が小学校2年とか3年でも、5年生のお兄ちゃんとか、6年生のお兄ちゃんといい勝負をしてて。でも力ではやっぱりちっちゃいので勝てないので、うまくラケットを使って相手の逆をついたりとか、そういう勝負をするというよりかはバドミントンがすごい楽しかったですよね。シャトルで遊んでる感じが。常にお兄ちゃんに勝負を挑むとか、年上のお姉ちゃんに勝負を挑むとかそういうことで1本決まったら「いえええい!」みたいな感じが、僕の小学生の頃の思い出で。何か試合で勝った負けたっていうのはあんまり印象がなくて遊んでたっていうイメージですね。

 

勝負師的な感じは今に通じる匂いはあるよね。

 

池田さん)どちらかと言うと小学校ではそこそこ強かったので、ある程度勝てたってところがあってバドミントンうまかったっていう自負はあるんですね。

 

辻先生)うん。

 

池田さん)それが中学に入ると、体格差とか出てきて今まで勝ってた県のライバルとかに簡単に負けるようになって。

 

中学校くらいだと、全国中学生大会、全中連みたいのがあって、やっぱりそこで全国に行くっていうのが大きな目標で、親父も母ちゃんもそこにフォーカスして、強くなれ強くなれみたいの非常に多かったんですよね。でも言われれば言われるほど僕は嫌で。

 

辻先生)嫌だったの。

 

池田さん)練習しろって言われるのめちゃめちゃ嫌だったし、外走り行け今からとか言われても、もう外を歩いていたし。そう言われてやることがすごく嫌だったんですよ。

 

辻先生)本当に自分でこう楽しくなってしかも勝ちたくなって、目指すようになって、工夫して池田っていうバドミントンプレーヤーが出来上がってきたのはいつ頃なの。

 

池田さん)高校生です。

 

辻先生)高校生か。

 

池田さん)中学校で全国行けなかったんですよ。

 

辻先生)ああ行けなかったんだ。

 

池田さん)はい。九州でベスト8で終わって、優秀であれば県外の強豪校から声がかかるんですよね。

 

辻先生)ああ。

 

池田さん)全然かからなくて、地元の高校に進学しました。地元の高校も強かったんですけど。

 

そこでなんかインターハイみたいなあのスラムダンクっぽい感じですよ。ああいう景色を高校一年生の時に見て、全国の決勝の舞台みたいな。

 

辻先生)県立高校?。

 

池田さん)あ、私立です。

 

辻先生)指導者の方はどうだったんですか。その高校の。

 

池田さん)指導者はインターハイ3位になっている指導者で、とは言いながらも今とかは特進クラスを教えていて結構スポ根みたいな指導方法じゃなくて、ロジック的な指導方法なんですよね。それが僕にはすごい良くて。

 

辻先生)良かったね君には。

 

池田さん)良かったんですよ。走れとかじゃなくて、なぜ走る必要があるかとか。別にやる気なかったら練習ないからやめていいよとか。

 

こういうのを平気で言えるような先生だったので。やる意味をずっと探していたし、そういうのが僕と先生はすごい良くて。今日の練習はこういう練習にしようと思いますとかそういうディスカッションがすごいあったんですね。

 

辻先生)あーそれは君にはまったね。それは良い指導者だよね。

 

池田さん)どんな練習やりたいか先生から言われたんですよ。僕はこういうところ足りないからこういう練習やってみたいですとか。

 

辻先生)いい先生だね。総じてご機嫌、まあ僕がみんなに声をかけているのもあるんだけど、その人間は心があって心を大事にしていくことがスポーツも人生もビジネスも大事だよと。バドミントンにおけるそのメンタルの重要性みたいなものを池田君の立場で語ってくれるとするとどんな心が大事なのか言語化しているとするとどう表現しますか。

 

池田さん)バドミントンはすごく顕著にメンタリティが現れてしまうようなスポーツなんですよ。ゴルフとかも結構大きいと思うんですけど。

 

辻先生)そうだね。

 

池田さん)バドミントンもイップスとかあるような世界で。何故かというと男子ダブルスや女子ダブルスとかってサービスから始まるじゃないですか。このサービスって皆さん普通に打ってるように見えるんだけど、すごい緊張する一瞬なんですよね。唯一バドミントン競技が他のラケットスポーツの競技と違うところがやっぱり下から打たなくちゃいけないところなんですよ。攻撃的なサービスをバドミントンはできないんです。つまり受け身から必要するんですね。マイナスからのスタートするです。この恐怖感がバドミントン特有なんですよ

 

辻先生)こわい。

 

池田さん)テニスは上から思いっきり打てるサービスからスタートなんで、いきなり優位なポジションからスタートじゃないですか。でもバドミントンはサービスを持っている方が不利なんですよね。そうなる恐怖感があるのでイップスって起こりうるんですよ。

 

辻先生)おお面白い話。

 

池田さん)どういう風になるかというとセットして5秒で打たなくちゃいけないんだけど、この5秒間のうちに打てない。手が動かないのと、震えてシャトルの5グラムのコルクにちゃんと当てなくちゃいけないのに当たらない。で、プレッシャーかけられるので、それに意識がいっちゃって良いサービスが打てない。やっぱりサービスが下手な人、上手い人で全然実力差が違うので。国際大会でもこいつだめだなとかこいつイップスなっちゃったなって結構あるんですよ。

 

辻先生)相当メンタル大事だね。

 

池田さん)めちゃめちゃ大切なんですよ。その中でパフォーマンスを常にキープしていかなくちゃいけないメンタリティーって何が大切かというと、やはり常に自分のパフォーマンスを信じきれるか。もう一つは今まで練習したことを試合で100%出せれば非常にハッピーだと思うんですけど、やっぱりそのブレが少ないほうがいいじゃないですか。今まで練習したことを80%出してももちろんゴールだと思うし、それが105%とか110%になったらラッキーだと思うし。そういうメンタルのコントロールが選手自身がどれだけできるかっていうのも非常に大切だと思うんですよね。

 

辻先生)なるほどね。

 

池田さん)どれだけ試合を想定した自分の課題に向き合って練習できるかで試合用の選手になるのか、練習を通して試合でちゃんとパフォーマンスを発揮できる選手になるのかっていうのがわかれていくと思うんですよ。

 

練習見てるとちゃんと考えて練習をして、試合を想定した練習をしてるんだなっていうのと、練習の練習をしてるんだなっていうので代表の選手でもすごいわかれる。

 

辻先生)ああそうか。

 

池田さん)なのでこいつはちゃんと勝負時に強い選手だなとか弱い選手だなっていうのは練習を見ているとある程度出てきますね。

 

辻先生)要するに気合と根性だけじゃやっぱりままらならないよね。

 

池田さん)ならないですね。

 

辻先生)わかった。ありがとう。えあ子供たちを1つのターゲットにして僕たちの社会的使命をアスリートとして叶えようとしている事業なんですけど、池田くんはもう子育てもしてるし、今の教育に池田くんが感じている課題感とか、想いみたいなもので自分の子供でもいいですけどちょっと話もらいたいんだけどどう。

 

池田さん)教育は嫁がインターナショナルハイスクールのアイザックの理事やったりというか事務局長やっているので、息子も私立なんですよ。で縦割りクラスなんですよね。1クラス30名に、子供たちが中学1年、小6小5小4小3各学年から3人ぐらいをピックしてその集合体がクラス全部。なので友達、クラスメイトっていうのはお兄ちゃんとお姉ちゃんなんですよ。

 

辻先生)いいね。

 

池田さん)で、話すのってお兄ちゃんお姉ちゃんなので、情報の1年先2年先の子供の情報が共有される。これ息子もなんか楽しそうで。見てると今までは学校に勉強しに行ってたんですよ。今は学びというかインプットされに行っている。後は人とのコミュニケーションの中で情報が勝手に頭の中に入ってくるので、自分が学校に行っている感覚というかなんか遊びに行っている感覚なんですよね。

 

辻先生)うんいいね。

 

池田さん)なので、先生の質問に対しての答えっては今の教育っていうのは多くのものが詰め込み型なんですよね。当たり前だけど。やっぱり教科書があって、ものを詰め込んで子供たちが感じているwhyがどこにもないんですよ。whyってなんでこうなのとかなんでこれを勉強するのが必要なのとか、なんでこんなに世界って広いのとか。whyをどんどん掘っていかないとやっぱり気づきにつながらないんですよね。

 

辻先生)そうだよね。

 

池田さん)で、これからの社会は子供たちが大きくなっていくとオンラインの社会になっていると。消費の形も変わっているとマーケティング方法も変わってPRの形も変わっていっているような時代なので。人口も1億人いずれは切っていくので、一人当たりの生産性を上げないとやはり日本としてはやっていけないんです。他の人と差別化するには新しい価値を作っていくwhyを自分で調べて提案していく提案力がないと絶対勝てないんですよね。

 

辻先生)その通り。

 

池田さん)はい。作業の生産性とか決められたものをオペレーションするっていうのはAIには作業効率では勝てていけないので。ディープラーニングされて、ある程度こうチャットボックスみたいな、言われたことに対してこういう風に言いましょうっていうのは人じゃなくても、他でも賄えるので。そういったところには活路を見出せないとかやっぱり自分が気づいて自分が提案して相手にいくつかのプランを投げてそこで仕事を作っていくとか、仕事を掘っていくとか仕価値観を作るとか大義を作るとかそういう教育をやっていかないとこれからはすごく大変だなと。やっぱり子供も何か楽しくないと思うんですよね。

 

辻先生)でも日本の文科省のいわゆる大学受験からの受験に合わせたカリキュラムで作られたのってなかなか変わらなくて、受験に合わせて変わっていくみたいな世界からやっぱり取り残されている感じはあるんだけど、どうやったら変わっていくかね。。

 

池田さん)やっぱり根本的には子供たちを指導する人たちから変わっていかないと、子供たちが変わるっていうのはまず無理だと思うので。それが変わっていかなかったら教育のコンテンツが、教育ビジョンが良いところに人がいつ集まって行きますよね。

 

辻先生)ああそうだな。

 

池田さん)その決められたところに、選択肢がないところに子供たちが行くっていうところ。双方の評価があの評価をしていかないとやっぱりアップデートは無いですよね。まあ子供たちが評価するていうのは最初は難しいかもしれないけど、教育ビジョンだとか、ある程度フィードバックを一方的に学校から受けるんじゃなくて、こうしてほしいですとかこういうような教育でできないんですかっていうような双方のリレーションシップがないといいものっていうのは生まれていかないですよね。

 

辻先生)そうだよね。良い教育が残っていくその資本主義社会の原理原則に基づいていかないとますます人が財産になってくるから。そういう方向には行くよねおそらくね。

 

池田さん)とは言いながらも、やっぱり教育って平等なので。平等と言いながらもうそうじゃないんですけども、一応平等じゃないですか。義務教育を受けれますと。でもその中で教育の質っていうのには格差あるじゃないですか。どうしても。その格差はどうしても埋まらないんですよ。お金を払っていける人とアクセスなど物理的な問題でここしか行けない人って絶対あると思うんですよね。ただ+ αでwhyを探すようなコンテンツに触れましょうっていうのはできると思うんですよね。だからそこを僕はスポーツコンテンツだと思っているんですよ。なのでスポーツのコミュニケーションによってここでは補えないものをスポーツで補いましょうっていうのが、スポーツが果たせる役割だと思うんですよね。

 

辻先生)そうだよね。その役割はスポーツが果たせる可能性は大いにあるよね。

 

池田さん)はい。

 

辻先生)本当にそう思う。

 

池田さん)そこが僕がイメージしたのがdispoとかが近いかなって。

 

辻先生)そうだね。そういう場を提供していけることができれば俺らが果たせる、小さいけど社会的な意義はあるよな。

 

池田さん)はい。

 

辻先生)ありがとう。じゃあもう少しね。ご機嫌っていうこの言葉自体はどのように解釈されますか。というか理解されてますか。正解は無いので池田君にとってのご機嫌はどんな感じ?池田さん)現役が終わって約4年もう5年かな。社会に出るたびにいろんな人に触れ合いますと、クライアントさんもいろいろ会ったりとかコミュニケーションの重要性ってとても大切だなっていうふうに思っていて。アスリートもそうですけど、誰でもやっぱり不機嫌て嫌いじゃないですか。不機嫌な人と会いたいっていう人もちろんいないですよね。

 

辻先生)いないよね。

 

池田さん)自分もご機嫌でありたいし、他者もご機嫌にしたいし。皆さんがご機嫌であればどれだけ生産性が高いものになるかとか。

 

辻先生)そうだね。

 

池田さん)はい。でもみんながハッピーだったら逆に世の中面白くないなっていう風に思うので。不機嫌な人がご機嫌になるとかご機嫌な人がさらにご機嫌になるとか、自分が相手に対してアクションしなくてもご機嫌な人は別にどうでもいいわけですよ。

 

辻先生)ああそうね。

 

池田さん)はい。でもご機嫌の方が自分にとって都合いいじゃないですか。

 

辻先生)その通り。

 

池田さん)はい。自分の立ち位置的にも、周りがご機嫌だとすごいやりやすいんですよ。世の中を生きていく上では。だから他者をさらにご機嫌にしたいですよね。よく言えば不機嫌がご機嫌になるっていうところが1番ベストだと思うんですけども、そういうコミュニケーションの作り方はこれから重要になっていくなって僕は思っていて。やはり幼少期の頃から不機嫌の癖がつくよりかはご機嫌の癖がついたほうがいいと。

 

辻先生)そうなのよ。

 

池田さん)その成功体験が多ければ多いほど不機嫌な人を見るとご機嫌にしてやろうってモチベーションが上がる。そういうところをやっていければ僕はすごい楽しいなと。ある意味ご機嫌になってもらうって1つのソリューションとして持っているとすごく戦いやすいぞっていう。

 

辻先生)そうそう。人生もスポーツも戦いやすいんだ、その通り。

 

池田さん)戦いやすい。はい。なんか意外にそれをみんなわかってないんですよね。

 

辻先生)意外にわかってないんだよ。

 

池田さん)なんで人の機嫌とらなきゃいけないのって思うじゃないですか。そうじゃないんですよ。僕たちがご機嫌にさせればあなたがやりやすくなるよっていう話なんですよ。

 

辻先生)そうなんだよ。良い方向にいくソリューションの1つなんだよ。dispoの仲間の印象とかごきげん授業での役割として、仲間の印象と活動の印象、ごきげん授業の印象を池田くんの言葉でちょっと聞きたいんだけどどう。

 

池田さん)なるほど。毎回いろんな人と話すのすごい面白くて。みんなその瞬間そのコミュニケーションで脳がすごい動いてると思うんですよね。スポーツでの脳の使い方っていうのは習慣化されているので、すぐできるんですけど。やっぱり人のことを説明してほしいとか自分の競技の説明をしてほしいとかや言語化するときにすごく一生懸命な努力が見える。それが本来すごくいいことだと思うんですね。僕も自分のアウトプットと見せかけてインプットなんですよね。

 

辻先生)そうだね。

 

池田さん)なのでやっぱり自分とも向き合い、他者とも向き合うっていうのがスポーツで形成されているのっていうのは今までにない財産になっていくんじゃないかなって。

 

辻先生)ごきげん授業はどんな印象ですか。

 

池田さん)スポーツをやっている人が結構多かったと思うんですけど、やっぱり競技で学べないことじゃないですか。子供たちからすると。ご機嫌になることっていうのは、分でわかってるつもりでも実は誰からも教えてもらえないようなもので。でも知っていれば競技のパフォーマンスが上がる価値がある。自分が考えるだけでも何か変わるかもしれないから。非常に社会的なインサイドが含まれているので、そこに触れることっていうのは大切だなっていうところを非感じだっていうのと。でももっと習慣化させなくちゃいけないって課題感があるなと思いました。う子供たちの反応を見ていると、気づいてないところの気づきは、僕たちが競技は違えど伝えていければ子供たちも成長できるきっかけになるなと。いま親から教えてもらうと言うのも難しいので。

 

辻先生)うん。残念ながらね。

 

池田さん)他から言ってもらうことっていうのが一番響くので。そういったところはあの僕たちがアプローチする価値があるかなって。

 

辻先生)じゃあ最後。どんなことに向かっているのか、そのために今どんなことに力を入れていらっしゃるのかっていう池田信太郎のビジョンを聞かせてください。

 

池田さん)もう40歳なんですけど、競技を離れて仕事はやりたいって願望が強かったので仕事をする楽しさは日々見出しているというか、学びもありながら自分もいち社会人として社会で闘うのが非常に面白いので。今後はもっと仕事で勝負したいなと思っています。もちろんバドミントンだとかオリンピックとかに関わってこれたっていうのも非常に嬉しい。スポーツのマーケットを大きくするっていうところもいずれは役目役割があるかなって思いながらも、その背景っていうのはスポンサービジネスだったりとか、経営だったりだとかマーケティングだったりとか。スポーツをやるっていうのは僕はすぐ卒業したので、経営するとかスポーツをビジネスにするとかいう自分のパフォーマンスを上げていかないとスポーツの経験を語ることはできるんですけど、クラブの経営の語ることができないので。やはり戦闘力をもっともっとあげたいなっていう風に思っています。

 

辻先生)お願いします。ありがとうね。

 

池田さん)ありがとうございました。