岩原知美 (イワハラ トモミ)

アイスホッケー

プロフィール

今までにアイスホッケーで世界選手権、オリンピック予選、冬季アジア大会、そして2018年平昌オリンピック出場し、6位入賞しました。現在は東京の女子チーム、SEIBUプリンセスラビッツで現役活動中です。又、市進ホールディングスの学童保育で市進アスリートとして、スポーツの先生をしています。スポーツの楽しさやスポーツを通じての学びを子どもたちに伝えています。

<好きな食べ物>

1.お寿司

2.焼き肉

3.スイーツ

<ご機嫌の価値>

1.笑顔になる

2.精神的に安定する

3.何事に対しても向上心がもてる

<関連情報>

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インタビュー

辻先生)今日はアイスホッケーの岩原知美ちゃん。アイスホッケーの魅力をちょっと語ってください。

 

岩原さん)アイスホッケーの魅力はやっぱり氷上の格闘技って言われているので、男子も女子もそこは変わらず激しく、体当たりであったりとか陸では見られないくらいのスピード感があるのが魅力であります。ただ男子とは体のぶつかり合いの激しさというか反則が違うので、そこも逆に男子と女子で別の魅力があるっていうのもありますし。

 

辻先生)女子はどんな感じなの。

 

岩原さん)男子は走っていてその相手の人にそのままチェックしてもいいんですけど、女子はそこまでの激しいチェックは反則になるので、体を寄せてパックを取るとかそういうルールがちょっと違うんですよね。ただ海外の世界選手権とかオリンピックまでのレベルに行くと日本のレベルとは違ってやっぱりぶつかり合いは激しくはなって、女子でのぶつかり合いも結構激しくなります。

 

辻先生)女子ならではの面白さっていうのは何。

 

岩原さん)チェックの仕方があるんですけど、体のぶつかりあいがガーンていかないで、体をうまく寄せれるのが上手い選手とか。そこが結構魅力だったり、後は逆に男子と違ってそんなにチェックがないので、パックのコントロールとかキープ力が出せるっていう面ですね。

 

辻先生)シュート行くまでのパスの回数とかは女子の方が多いの。

 

岩原さん)チェックがそこまで来れない分パスとかハンドリングとかキープ力、そこが男子と違って魅力かなと思います。

 

辻先生)そもそもアイスホッケー好きだから、女子はあんまり見に行ったことないからぜひ見に行って僕なりの魅力を感じてみたいなと思います。子供の頃はどんな子供だったんですか。

 

岩原さん)そうですね、兄が4つ上にいるんですけど、兄の友達と遊ばしてもらうってことが結構多くて、活発とゆうか男の子と一緒に遊ぶのが好きで。北海道出身なので遊ぶ時はアイスホッケーのスティックを持って外でボール使って遊ぶっていうのが毎日夕方までて感じでしたね。

 

辻先生)どこですか苫小牧ですか。

 

岩原さん)釧路です。

 

辻先生)あ、釧路なんだ。子供の頃からみんなスケート履いてアイスホッケーやるっていう文化は街にあるわけね。

 

岩原さん)小学校のグラウンドにリンクが冬になるとできてそこでみんな授業でスケートをやるんですね。で、アイスホッケーの練習も夜はそこでやるっていう。

 

辻先生)他の遊びとか習い事は何かしてたんですか。

 

岩原さん)私、親が転勤族だったので北海道の釧路から札幌とかに移動していたんですけど、その時にスキーもやっていまして、スキーとアイスホッケーを両方やってましたね。ただ水泳はできないで泳げないんですけど。

 

辻先生)釧路の人は夏、氷無いから何して遊んでるの。

 

岩原さん)プールはないんですよ。プールの授業は無いので外でスティック使ってボールで遊ぶとか。

 

辻先生)夏もね。

 

岩原さん)インラインスケートってあるんですけどそれをやったりとか。

 

辻先生)お父様やお母様はその活発な知美ちゃんにどんな声をかけてたの。

 

岩原さん)父は野球をやっていて甲子園に出ているんですけど、スポーツに関してすごい熱い気持ちがすごいあるお父さんなんです楽しむっていうことに関してすごい父が言ってて。

 

辻先生)おお、いいお父さん。

 

岩原さん)一緒に練習とか見に来てくれたりとか、試合も見に来てくれるんですけど、玄関から見て楽しんでこいよっていつも言われてました。すごいポジティブっていうか、そういう声をかけてくれるのでいつも練習行く時は楽しんでこようみたいな、結果とかはそこまで言われたことない父だったので。

 

辻先生)じゃあ野球やってたけど星一徹じゃなかったんだね。

 

岩原さん)全然そういう感じではなくて。

 

辻先生)楽しんでこいよかあ。

 

岩原さん)母はスポーツ一切やっていない母だったので、ホワッとした感じで、楽しかったならよかったみたいな感じで割といつも楽しんでやれてたかなぁと思います。

 

辻先生)競技力ももちろんあるし、戦っているし、勝った負けたの世界の中にいるんだけど、楽しいことが根底に大事だよなっていうことをもう子供の頃に培われたマインドセットがあるね。

 

岩原さん)そうですねそこは良かったなと思います。

 

辻先生)素晴らしい。あなたが感じるアイスホッケーにおけるメンタルってどんなことが大事だと思いますか。

 

岩原さん)やっぱりアイスホッケーって団体競技なので、今チームは30人ぐらいいるんですけど。私が考えるのは1人だけでもこう楽しくないなぁとか嫌だなぁっていう雰囲気とか顔とかに出しちゃうと団体競技はすぐ移ってしまったりとか、マイナスの流れにすごい持ってかれやすいというのが雰囲気的にあるので。オリンピックに出たときのスマイルジャパンて言われたんですけど、競技的にも笑顔でいることによってリラックスできたりとか、周りをプラスに持っていけるっていうのはすごく感じていてますね。

 

辻先生)激しいぶつかり合いもするしチームスポーツだからこそだね。うまくいったから笑うは誰でもできるけど、笑顔でいるから心が整ってますます良い関係性ができてそこでチームワークが調整されていろんなものに立ち向かっていけるって発想だな。

 

岩原さん)はい。そうです。

 

辻先生)逆にそういうことができなくて岩原さんが失敗しちゃった例、笑顔もできず、何かゆらいだり、とらわれたりしてアイスホッケーがうまくできなかったり失敗した事例っていうのはありますか。

 

岩原さん)オリンピック予選があってそこで日本がオリンピック決まるっていう時は、北海道の苫小牧で行われてリンクにいっぱいの観客のが来て。

 

辻先生)ああそうだね。メディアもたくさんきてね。

 

岩原さん)そこでは結果を残すことができて、ダントツで日本が勝てて、次の年のオリンピックでもいい流れだってなったけど、オリンピックの年に海外でずっと遠征やってたんですけど、勝てる試合なのに勝てなくなっちゃって。そのときにチームでもミーティングを毎日して、夜までした時もあったんですけど。でもミーティングして改善しようとしてもまた負けて、負けちゃいけないチームなのにっていうのが続いて。スマイルジャパンなのに笑顔が消えてました。結果を求めすぎて楽しむんじゃなくて勝たないととか、プレッシャーとかオリンピックに出るとメダル取りたいとかにみんながいっちゃってたからだねっていう話で。

 

辻先生)おおいいね。

 

岩原さん)笑顔とか明るいチーム作りとかそういうのは大事だなとすごい学んだときでした。

 

辻先生)なるほど。教育に関してこう今の世の中を見ていて、あなたなりに課題感というか今の問題点を感じるものっていうのは何かありますか。

 

岩原さん)私がやっぱりご機嫌に対して最初にすごい共感というか、先生に話をさせていただいたことがあって。私が勤めている学童で悩んでいることっていうのが、子供たちが精神的に不安定なところがあって、むやみやたらに喧嘩をしてしまうとか安定しない気持ちがあったんです。

 

辻先生)そう言ってたね。

 

岩原さん)やっぱりごきげんていうのが大事じゃないかって私も思ったんですけど。今の子供たちコロナもあったりするので、ものすごく精神的に不安定になってるんです。外で遊べなかったりとか決まり事がすごく多くて、隣の子達としゃべれないとか。私たちの学童だったら体動かすということで室内で卓球やったりとかボール遊びをやってたんですけど、そういうのもできなくなったり。で、喧嘩しちゃったりするっていうのが私もすごく感じていて。それを子供の時から自分で心を整えて、ご機嫌にできる子供たちになってほしいなって思っているんですね。

 

辻先生)もう肌で感じているってことだもんね

 

岩原さん)そうですね。

 

辻先生)コロナもそうだしその前から子供たちと接していて、みんな認知の世界で、常に脳が暴走して、スマホもあるし課題もあるし目標もせまられてるし、人と比べられるし評価ばっかりされているからね。

 

岩原さん)そうなんですものすごくそれは感じます。

 

辻先生)そういう中でごきげんっていうのは、トップアスリートでもあると同時に、子供たちと触れる仕事もされていてご機嫌っていう言葉そのものはどんな概念としてありますか。

 

岩原さん)心を安定させるっていう部分もありますし、周りをハッピーにさせるっていう部分もあるのかなって思って。

 

辻先生)ハッピーって大事だよね。機嫌よくハッピーでいることっていうのは大事だだけど、それを表立って喋りあえたり、ハッピーのほうがいいよねって言える人ばっかりじゃないよね。

 

岩原さん)はい。

 

辻先生)そのハッピーとかご機嫌が良いよねって素直に思えるのはやっぱりお父さんが楽しくやろうぜって言ってきたからかな。

 

岩原さん)そうですね。そこすごく大きいって私の中で思っています。子供の時って大事なんだなってものすごく感じましたね。

 

辻先生)そう。何が大事かっていうのは子供の頃は理屈なしに入っていくからね。だから大人が示すかどうかが大事なんだよ。

 

岩原さん)学童の子たちもそうなんですけど、家庭環境とか結構出ちゃうので。お父さんが不機嫌に家に疲れて帰ってきて不機嫌な顔しているとやっぱり子供もそういう流れになっちゃうんですけど。

 

辻先生)流れになるよね。

 

岩原さん)お父さんが不機嫌でも、じゃあ私はご機嫌でいようとかってなって欲しいなってす学童に勤めていたりとか塾に行ったりする時も思うんですよね。

 

辻先生)そうだよね。あなたのご機嫌までお父さんの支配物では無いからね。

 

岩原さん)そうです。

 

辻先生)じゃあ自分がご機嫌でいるために当然笑顔を大事にしているだろうけど、何か他にもご機嫌でいるために何か意識していることとかある。

 

岩原さん)アイスホッケーやってて波っていうか、すごい激しいので、うまくいかなかったりとか、負けてる時間とか同点にできたとか、そういうすごい激しい波の中でやっているんです。気持ちを安定させるっていうのは自分の中ではすごく心がけていて。この年までアイスホッケーやってるって好きだからで、好きなスポーツをやだなって思いたくないんで。自分の心の中でくじけそうになったとしても、自分はやってきたから大丈夫だと、そうなりそうになったとしても一瞬息をスーハーってして、大丈夫だいけるっていう気持ちを自分の中でつくろうと思って。

 

辻先生)リセットしてるんだね。

 

岩原さん)はい。

 

辻先生)次の質問ですが、dispoの人たちはどんな印象ですか。

 

岩原さん)トップレベルの人たちがいっぱいいるなってイメージで最初は入ったんですけど、お話してみるとみんなすごい楽しんで、競技とか競技以外の仕事とかに関しても楽しんでやっているなってイメージがあって。自分は現役なので、学ばせていただくことが多いなって感じています。あとは皆さんが自分の意見をちゃんと持っているというか、こうであるべきとか、ぶれないというのはすごいなと、トップアスリートだなぁと感じました。

 

辻先生)みんなちゃんと自分の意見を持っているしそれを言語化しているけど、でもとらわれず多様性があって、楽しいことがまず大事だよ、ご機嫌が大事だということがみんなわかっているから、一緒にしゃべっていても安心感があるよね。

 

岩原さん)そうです。

 

辻先生)現役はまだ、現在ちょっと少ないけど、dispoで学んでいることを競技で活かしたり、競技で活かしていることをdispo通して子供やオンラインサロンで大人達に伝えてもらえるとすごくいいなと思います。

 

岩原さん)がんばります。

 

辻先生)dispoの活動への想いみたいなものをもう一回聞かせてくれるかな。

 

岩原さん)現役アスリートとしてやっているので、競技をやっている中のご機嫌とかそういうものに対しても学ばせてもらえる機会だと思いますし、自分自身も今までの経験とか皆さんに伝えていけたらなと思います。教育系の会社に今勤めていまして、子供たちの悩みとかをご機嫌を子供たちに伝えることが今の自分の役割じゃないかなと思っているので、たくさん勉強して子供たちの将来につなげられればなと思っています。

 

辻先生)素晴らしい。岩原さんのご機嫌の価値はなに。

 

岩原さん)笑顔になれるっていうのはあります。あと競技力もアップしますし、周りに対して常に笑顔でハッピーに発言をできるっていうか、プラスの発言ができるようになるっていうのがありますね。

 

辻先生)そうなんだよ。それが素直にみんな言えないんだよ。なんでこれに気づけないんだろうね。子供も大人もみんなご機嫌になれば超良くなっていくのにね。

 

岩原さん)本当に、東洋の選手とかうらやましいですもん。指導する監督がそういう気持ちでいるって1番大事だと思うんで。

 

辻先生)その通り、トップだよ。お父さんが機嫌が悪い家はそうなりやすいし。監督も一緒。本当にそういう現場とチームと会社が増えて欲しいよね。

 

岩原さん)はい。

 

辻先生)じゃあ最後の質問。今後のビジョンを教えてもらえますか。

 

岩原さん)現役なので、2022年の北京オリンピックを目指して日々頑張っているので、オリンピックに出れるように後悔のないように全力でやってきたいなと思っています。

 

辻先生)ジャパンのメンバーは何人なの。

 

岩原さん)23人選ばれてオリンピックにって感じです。

 

辻先生)それは競技者としてだな。

 

岩原さん)はい。

 

辻先生)あとは何がありますか。

 

岩原さん)後は教育的な面では、子供たちに夢を持ってとか押し付けないで、ご機嫌でいることでこれからの人生を楽しんでいってほしいなと思うので。挫折というか辛い思いも人生あると思うので、そこは悩んだり苦しんだりすることも大切だと思うんですけど。そこでこう自分がうまく心を安定させてご機嫌でできるかっていうのをたくさん伝えていきたいなと思っています。

 

辻先生)いいこと言ってくれるね。本当に素敵なアスリートに出会えてよかったですよ。今日もありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

岩原さん)ありがとうございます。